みなさん、こんにちは。
営業設計の西堀です。
今回は、玄関の引戸を開けた瞬間、目の前に広がる景色が変わる。そんなリフォームをお手伝いさせていただきました。
立派な吹き抜けのある玄関ホールに「飾り床」を新設し、隣接する洋間までトータルで改修した事例をご紹介します。
【Before】広々とした、開放感のある玄関

もともと、立派な梁や格天井が目を引く素晴らしい和モダンの玄関でした。しかし、正面の壁が広く少し寂しい印象もあり、「この空間を活かしてもっとおもてなしの心を感じる場所にしたい」というご要望をいただきました。
【After】高級旅館を思わせる、風情あふれる飾り床

いかがでしょうか!まるで料亭や老舗旅館のような、趣のある玄関に生まれ変わりました。
・「魅せる」飾り床の新設:既存の吹き抜けのスケール感に合わせ、重厚感のある飾り床を造作。
・計算されたライティング:間接照明が柔らかな陰影を作り出し、季節のしつらえを美しく引き立てます。
【洋間】設計の工夫で「広さ」と「開放感」を創出

実は、この飾り床の裏側は洋間になっています。お客様が感じていた「部屋の狭さ」を解消するため、大胆な工夫を凝らしました。
・空間の相互利用:グレーのアクセントクロスの凹凸部分は、玄関側の「飾り床」の張り出しです。玄関のゆとりを活かしつつ、部屋の配置を最適化しました。
・折上げ天井の造作:天井を一段高くすることで、視線が上へ抜け、実際の面積以上の開放感を演出しています。
空間を「活かし合う」設計
今回のリフォームの鍵は、玄関と洋間という2つの空間をどう活かし合うかという点にありました。玄関には「格式」を、洋間には「開放感」を。
お互いがメリットを享受し合うことで、お家全体の満足度が格段にアップした事例となりました。
「今の住まいの良さを活かしつつ、理想の空間を叶えたい」 そんな想いに寄り添い、既存の造りとの調和と、限られたスペースを最大限に活かす工夫をご提案いたします。
「玄関を家の自慢にしたい」「間取りを工夫して広さを確保したい」など、どんな小さなお悩みもぜひお聞かせください。
